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父の日

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花

6月第3日曜日は父の日です。父親に感謝を表す日とされています。

父の日のはじまり 
 米国で母の日が制定された1908年の翌年、ワシントン州のソノラ・スマート・ドッド夫人が父親にも母の日と同様に感謝される日を作ってほしいと、父の日の制定を牧師協会に嘆願したことが始まりです。
 
ドッド夫人の父親は北軍の軍人でした。夫人が幼いころ、父親が北軍に召致されている間、母親は女手一つで懸命に働きながら家族を支えていましたが、南北戦争が終わって父親が帰還して間もなく、母親は過労のために亡くなってしまったのです。
 そこから今度は父親の苦労が始まりました。残された子供たち(男の子5人と、女の子が1人)を生涯独身を通し、働きながら育てあげました。その6人兄弟の末っ子がドッド夫人です。父親は残念ながら子供たちが全員成人してから亡くなりました。
 ドッド夫人は、父親が亡くなった翌年の1910年、父親の誕生月である6月に父親への礼拝をお願いしました。そして、当時既に母の日が広まっていたため、父の日もあるべきと考え、牧師協会に父の日の制定を嘆願しました。
 それが1916年、当時のウィリアム大統領がドッド夫人の故郷で父の日を演説したことにより、広く認知されるようになり、1926年には”National Father’s Day Committee”が組織され、1966年にはジョンソン大統領により6月第3日曜日が父の日と制定され、1972年にはアメリカでは国民の祝日となりました。
 日本では戦後1950年頃から父の日が広まり、1980年代に一般的な行事として知られるようになりました。
 また、父の日は国によって制定日が異なります。多くの国で米国と同じ6月第3日曜日にしていますが、お隣の韓国では5月8日、台湾では8月8日(台湾語で「パパ」と8月8日の語呂合わせから)、タイでは12月5日、イタリア、ポルトガル、スペインでは3月19日、オーストラリア、ニュージランドでは9月第1日曜日などです。

父の日にお勧めの花

父の日の花は、ドッド夫人が父親の墓前に白いバラを手向けたことから、白いバラ、或いは父親が健在な場合は赤いバラと言われます。また、黄色いバラとも白いユリともいいます。
 また、ファーザースデー委員会という団体が、「父の日黄色いリボンキャンペーン」を開催しているように、シンボルカラーは黄色とされています。  
 シンボルカラーは黄色ですが、花を贈る場合は、黄色にとらわれる必要はないでしょう。
 しかし、多くの場合梅雨入りしているこの時期は、花保ちや贈られる人の好みを考えて選ぶといいでしょう。

バラ
カラー
ヒマワリ
デルフィニウム
オリエンタルユリ
オンシジウム
グロリオサ
鉢植えのラン類
アジサイなど

花

2010年 大田市場花き部仲卸協同組合 青年部

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